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11月例会の様子

先月見学に来られていた今井さん、八坂さんの2名が会に加入されました。 今井さんは見学の後、早速キットを購入され、上張りの途中まで作成されて、持ってこられています。 ベテランの方からいろいろとアドバイスがされ、きれいに仕上げるために少し戻ってやり直しをしたほうがいいとの厳しい指摘もありました。 木工ボンドを使用している木製の帆船は水を付ければ接着した部分を外すことができます。作ってみてどうもうまくいかないところをやり直すことはビギナーにはよくある話なので、頑張ってください。 いろいろと経験して工夫することでレベルアップできると思っています。(私もいろいろとやり直ししながら作成しています。)

今月の例会は新入会員も含め参加が総勢17名の大人数になりました。最初に、城さんがご近所の廃業された大工さんから頂いた木材を持ってこられ、希望される方で分けていました。 スクラッチで作成される方は材料の入手が大変なので、喜ばれていました。 また、硬木も容易に切断できる鋸も紹介されていました。 黒檀のような硬い木もきれいに切断できたとのことです。

作品展で作成に一区切りついた方も多く、各自次の作成テーマの発表をしました。 今回の作品展で作成中で出品された方は次回までに完成させることが目標です。 次の船に取り掛かる方はいろいろと検討されていますが、2年はあっという間なので、次の作品展に間に合うか、頑張りましょう。

第4回京都帆船模型俱楽部作品展

10月1日~6日まで沢山の方にお越しいただきありがとうございました。何時ものように外国の方も多く楽しい会話も弾みました。

会場風景を御紹介します。

会場の入り口です。いつもお世話になっっているスタジオMさん。大変賑やかでした。


外からも見える場所に吉村さんのビーグル号です。


その横に、艦載ボート達がジオラマ風に展示されています。


入ってまず目につくのが英国が誇る黄金の悪魔 ソブリン・オブ・ザ・シーズです。迫力満点の大継さんの力作です。




その隣は、堀さんの力作 フランスのガレー船ラ・レアルです


入口には構造模型が2隻。五十嵐さんのオランダの80門艦De7Provincien号 その奥が吉村さんのビーグル号


福田さんのラ・クローンです。


佐野さんのティークリッパーの代名詞カティサークです。


米川会長のブルーノーズです。カナダの魂のような船だとカナダの方が熱心に語っていただきました。


製作中の2隻 和谷さんの米国の代表的な44門フリゲート:コンスティチューションです。その奥が米川会長の咸臨丸です。


グレーテルがぞろぞろと城さん布垣さん尾崎さん堀さんの力作です


カレンダーの販売コーナーです。


尾崎さんのコーナーです。京都新聞賞や京都府知事賞が輝いています。


五十嵐さんの複葉機の構造模型です。


城さんの楽しい木のおもちゃのコーナーです。


奥に右からキングストン侯爵夫人号、菱垣廻船、ハリファックス、シニューです。


星屋さんの力作 キングストン侯爵夫人号です


高橋さんの菱垣廻船です。


和谷さんのハリファックスです。


堀さんのシニューです。フランス語で白鳥を意味しますが、ピッタリです


清水さんのビーグル号です。


グレイハウンド、ピンタ ニーナ、ニーナ、アラートです。


迫田さんのHMSグレイハウンドです。その奥が土井さんのピンタです


佐野さんのニーナ号です。2隻とも



佐野さんのニーナです


佐野さんのアラートです。これはペーパークラフトです。

精密ペーパークラフトの本場ポーランドのVESSEL社:ブランド名SHIPYARDのキットです。


ご来場ありがとうございました、

2年後に、また同じ場所で作品展を行う予定です。お楽しみ(^o^)/

9月例会の様子

残暑が続く中、10/1~10/6の作品展直前の例会で、最後の準備に追われています。

午前のフリートークでは、作品展で展示するための、グレーテルの段階的な作成中モデルを前に、図面と模型実物との差異について、議論されていました。図面通りの外板の張り方では、窓の位置と重なってしまい、作成時にどのようにすれば綺麗になるか、現在グレーテルを作成中の方や以前に作成された方がその時の経験で議論が盛り上がっていました。

午後の例会では佐野さん、吉村さんがモデルシップメイト ジブ様の作品展の見学に行かれた報告がありました。 現在は2年ごとに行われていますが、前回から新規に10数隻の船の展示があり、年に1隻のハイペースでの作成に驚きました。

作品展の準備として、作品搬入時の確認があり、車による搬入は車両通行可能時間が限られているため、時間が重ならないように各自の予定時間の確認がありました。 会場内での展示場所の確認も行われ、持ち込んだ船を置く場所の案内がありました。

8月の例会の様子

大変暑い日が続いていますが、作品展を目前に控え皆さんお忙しそうです。

例会では、作品展での展示方法や当日の搬入に関する確認が行われました。

引き続きガンポートの作成に関する議論が行われました。 ガイドブックに書かれているガンポートの図を見ながら、ガンポートの形状、位置に関する議論です。 

・位置はデッキに対して一定の高さになるため、船首船尾が持ち上がった弧を描く位置になること、・蓋のあるガンポートは蓋の開閉のため垂直にまっすぐな四角形となること、などなぜそうなるのか理由の説明がありました。 模型作成ではやり直しのきかない部分なので、テンプレートを作成して、甲板との高さ、左右のバランスの確認をしつこいほど行う必要があるとの経験談もありました。

3月の例会の様子

3月の例会の様子です。

春だというのに寒い日が続きます。

今回は13名の参加です。ワイワイ帆船談義で盛り上がりました。


午前中は自由討議です。

堀さん、布垣さん、土井さん、佐野さんが製作中の作品を囲んでの帆船談義です。

福田さんのペーパークラフトのスペインのガレオン船を囲んで大継さん、佐野さんと帆船談義です。

とても紙とは思えない重量感ある作品です。

実際に持つと結構重いですけれども。

素晴らしい出来栄えです。

どう見ても木製帆船模型展にしか見えませんが、ペーパークラフトです。


午後から例会です。

今回は、福田さんのスペインのガレオン船 サンサルバドルの紹介と米川会長が製作中の咸臨丸のターンバックルの加工についてワイワイ帆船談義です。

福田さんからペーパークラフト作成のコツや注意点を細かく紹介してくれました。

実は、みんなはこの船はメイフラワー号だと思っていました。

福田さんの詳しい解説がありました。

実はスペイン船でした。

サンサルバドル号は、フアン・ロドリゲス・カブリリョの指揮で1542年9月28日に現在サンディエゴを発見しました。

レプリカも建造されており、乗れます。

サンディエゴの海洋博物館にレプリカがあります。

是非ホームページを見てください。

米川会長から製作中の咸臨丸のターンバックルについて製作の苦労話がありました。

ターンバックルは日本財団図書にも解説があります。

「シュラウドのターンバックル:3本のマストを支えるシュラウド(静索(せいさく))の船体への取り付け部は、帆船時代よりデッドアイと呼ばれる三目(みつめ)の滑車が使われてきましたが、“咸臨丸”では最新式のターンバックルが用いられていたことが資料により判明しています。」

TurnBuckleまたはRiggingScrew索緊螺ともいいますFalconerの辞書1815年版にもでてきませんからやはり19世紀の新しい装具だと思われます。

米川会長は得意のフライス加工でこのターンバックルを加工されます。

結構複雑な形をしており、どうやって機能するのか結構議論が盛り上がりました。

米川会長さんから城さんへ作業依頼がありました。

 この非常に細かい部品を量産する何かいい方法はないか?

 城さんビックリするくらい早く作業をされました。

これが城さんの回答です。

製作方法は省略しますが、厚さがないものであれば、他にも応用できる方法でクリートの量産にも使える技で一同感心感心です。

艤装について五十嵐さんからそもそも艤装:Fittingとはなにかを洋書のカラー写真を中心に説明がありました。

特にカロネード砲については、その装填発射操作の流れをCGを使って説明がありました。

その後、実際の加工の話で堀さんから大砲の製作で講義がありました。

大砲のリギングについて色々な作品を見ながら、どう処理していくのが見栄え良くできるのか、ベテランならではの講義でした。

続いて砲架の製作方法について講義がありました。

意外に製作が面倒な砲架ですが、堀さんから簡単に綺麗に作れる方法の解説がありました。

スライスするのではなく、最初に薄ーく木工ボンドを塗って棒状にしてから、この棒状の状態で切削加工していくと全て同じ大きさになります。

最後の切り離しですが、お湯を使えば綺麗に剝がれますし、布で吹くと直ぐに乾くので湿り気で木材が反ることも全く心配ありません。

今回はここまでです

また、次回をお楽しみに(^O^)/