「製作日誌」カテゴリーアーカイブ

制作日誌

10月例会の様子

作品展が終わった翌週の例会です。午前中のフリートークに4名の見学者の方が参加されました。 みなさん、帆船模型は未経験者とのことです。 未経験、初心者の方こそ、倶楽部に入られてベテランの方からいろいろとアドバイスをもらうことで、完成まで模型作りを継続できると思います。 京都帆船模型倶楽部では午前中のフリートークは雑談タイムなので、作成中の模型を持ってきて実物を見てもらうことで、いろいろとアドバイスを得ることができます。1隻作成するのに1年、2年かかる趣味なので、一人で悩まずクラブに入って楽しく続けていただきたいと思います。

午後の例会では作品展の振り返り、次回への課題を話し合いました。 有難いことに多くの方に見学していただきました。 しかし見学される方が多くなると外から帆船模型が目立ちません。中で何をやっているのか分かり難くかったとの感想もありました。 ”作品展”と目立つような看板があったほうが良い。外国の観光客の方も多く見学されるのでキャプションに英語表記を追加しよう。。。 次回2年後にはより多くの方に楽しんで見学していただけるよう工夫していきたいとおもいます。

作品の設置作業
作品の撮影準備
作品展の様子

2月の例会の様子

2月の例会の様子です。

今回は15名の参加でした。

ワイワイと楽しい帆船談義

午前中は自由討議です。

ワイワイと楽しい帆船談義が始まります。

尾崎さんと土井さんが作品を囲んでワイワイしています。

作品は15世紀のニーナでしょうか

皆さんそろって、ワイワイ帆船談義に華が咲いています。

布垣さんが図面を広げています。

迫田さんとワイワイしています。


午後から例会です。

米川会長から事務連絡がありました。

最近ペーパークラフトが熱いという話題になりました。

そこで、佐野さんの機関車とアラートの作品の紹介がありましたあ。

とても紙とは思えない精密さ。

木製帆船とは一味違った苦労があるようです。

木地仕上げは無理ですから塗装は必須です。

佐野さんからも色々と説明がありました。

B曲げができないことや、木口の処理が結構面倒。

接着剤は木工ボンドではうかうかすると皺が寄ってしまします。

佐野さんのアラートはキットですが、次の福田さんのガレオン船は自作です。

ネットから図面を得て自分でペーパーを選んで製作されています。

かなり苦労して正確されていますが、船体の部分はサフェーサー処理をしっかりとやって灰色に塗装されています。

塗装は全て筆でエアブラシは使っていないそうです。

重量感もあり、とても紙には見えません

結構重量もあります。

ずっしりしています。

城さんから便利な道具の紹介がありました。

ペーパークラフトにピッタリのスチノリです。

皺にならずに簡単に使用でき、入手しやすいそうです。

皆さん色々と特技をおもちで頼もしい限りです。

グレーチングの加工方法について3通りの説明が五十嵐さんからありました。

ガイドブックによる帆船模型製作

今回は、手摺りの支柱とウォータウエイの加工です。

堀さんから手摺りのスカーフ作業についてベテランの技の紹介がありました。

綺麗に板を継ぐのは難しいのですが、コツについて詳細な解説がありました。

ガイドブックの解説を米川会長がしています。

ただ、実際の模型製作では船の縮尺によっても加工方法が変わります。

福田さんからも意見がでました。

福田さんは大型の作品が多い方です。

豊富な経験からくるアドバイスは説得力があります。

ワイワイガヤガワしました。

最後に五十嵐さんからパレルの説明がありました。

普段、模型製作ではここまでしませんが

オランダの文献による紹介がありました。

メイン・ロアーヤードの4列のパレルのリギングは複雑で、3本のロープを使います。またこれで締まるのかと首をかしげたくなる取り回しです。

フォア・ロアーヤードの3列のパレルも3本使い複雑なリギングです。

トップヤードの2列も大変複雑です。

これも3本なのですが、どうみてもヤードをマストにしっかり固定するようには見えません。

でも、実際に模型で再現すると意外にすんなりと収まり、カチッと固定されます。

尾崎さんと城さんから一見複雑なとりまわしも、お二人の説明を聞くと「なるほど」となりました。

模型で再現するとものすごく手間ですが、折角の機会ですので挑戦してみませんか?

今回はここまでです(^O^)/
次回をお楽しみに!!

横浜帆船模型同好会の作品展に行ってきました。

五十嵐会員が11月10日に横浜の作品展に行ってきました。その御報告です。

JR神奈川駅から直ぐにかんがわ県民センターの一階に展示場があります。

入口に大型帆船模型があります。
17世紀初頭のスペインの大型ガレオン船アポストル・フェリペ


京都から来ましたとお話しすると、会長さんらが親切に案内してくれました。大型帆船模型が多いのですが、ミニュチュア模型もあり、ペーパークラフトありと、その幅の広さと技術水準の高さと会員の方の温かさに大変ここちよい一時を過ごすことができました。
本当に良い雰囲気の作品展でした。

今度は小さな精密な作品です。


大型帆船模型が続きます。羨ましい限りです。






フランスのルミラージュです。



珍しいオランダの大型帆船模型です。オランダの海洋博物館にも大型模型が展示されています。


構造模型の製作中の作品が並びます。ハロルドハンの制作手法です。この方法ですとフレームの位置がピッタリ定まります。



 


アラカルト的な作品もとっても精緻に製作されています。



船首像の作品が展示されていました。本当に技術の幅が広く驚きです。


カットモデルの作品も展示されていました。



レーザーカットの展示もありました。


手順書と初心者世のテキストも作成されています。

帆船模型講習会の紹介がありました。

ここまで整然と計画されているものを見たことがありません。凄いです。

初心者のためのスクラッチ講習会です。

何とペパーモデルであの豪華な17世紀のフランス艦 ル・フェニックスをわずか8ヶ月で製作されています。会長さんの凄い熱意が伝わってきます。

先生の作品と生徒の作品です。紙とは思えない質感があります。


ランタンのギミックも紹介されています。




3Dプリンターを活用した大砲、ケベックの紹介もありました。


全部は紹介しきれませんでしたが、11隻1/200ル・フェニックスの素晴らしい作品が展示されていました。ミニチュアモデルの展示もありました。


サービングマシン等の凄い自作マシンの展示がありました。モーターもマブチモーターではありません。凄いです。


大型帆船模型が並びます。


エセックスです。


チャールズモーガンです。


フランス艦 エルミオーヌです。




ビクトリーです。今回2名作られているようです。




ロイヤルキャロラインです。



全てを紹介しきれませんでしたが、本当に素晴らしい作品展でした。

(^O^)/

福島帆船同好会 第30回木製帆船模型展

福島帆船同好会 第30回木製帆船模型展

会期:2023年 10月 23日 (月)~29日 (日)

9:30~18:00 ※10/24(火)は休館

会場:こむこむ1階にぎわい広場

福島市早稲町 1-1

入場無料

主催:福島帆船同好会 協力:福島市子どもの夢を育む施設こむこむ

後援:福島市教育委員会 SEKIYA

製作日誌 ビーグル HMS BEAGLE(25:最終回)

帆船模型 ビーグル HMS BEAGLE
(scale 1/55) の、スクラッチビルドによる
製作日誌第25回は、最終完成写真です。

アナトミーの、HMS BEAGLE の資料を基に2021_03_29_Beagle01_000
基本図面の作成に約4ヶ月を費やし、また
製作過程でも追加の図面を作成しながら、
製作開始より3年あまり、かかりました。
自分としては2隻目の帆船模型でしたがなんとか完成しました。ビーグル号の製作日誌ここまでです。

ありがとうございました(^o^)/

2021_03_29_Beagle01_001

吉村 製作
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製作日誌 ビーグル HMS BEAGLE(24)

帆船模型 ビーグル HMS BEAGLE (scale 1/55)の、スクラッチビルドによる製作日誌
第24回は、リギング関連です。

アナトミーの、HMS BEAGLE2021_03_1_Beagle01_000
の資料には、右図のスタン
ディングリギングのイラスト
が掲載されています。
これを基に作業しました。

吉村 製作
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製作日誌 ビーグル HMS BEAGLE(23)

帆船模型 ビーグル HMS BEAGLE (scale 1/55)の、スクラッチビルドによる製作日誌
第23回は、ヤードの製作・取付です。

メインマスト・フォアマストに取り付ける2021_02_1_Beagle01_000
横帆用です。

アナトミーの、HMS BEAGLE の資料には、右図のメインマスト・フォアマストのヤード全体図及び次頁主要部材の概要が、掲載されています。

これを基に製作図を作成しました。

吉村 製作
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