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12月の例会の様子

12月の例会の様子です。

今年最後の例会ですが、14名も参加していただきました。

今回もワイワイと楽しいひとときでした。


午前中は自由討議です。

迫田さんの船に高橋さん土井さん高橋さんでワイワイと帆船談義が盛り上がっています。

福田さんが木の磨き方について妙案を米川会長、大継さんに紹介しています。

木で木を磨く方法で、本当にピカピカになっているので、皆さん興味深々です。


午後から例会です。

最初に米川会長から挨拶です。

五十嵐さんから楊浜の作品展の様子が詳細に紹介されました。

次に吉村さんからチョットしたアイデアの紹介がありました。

鋲撃ちについて、解説がありました。

廉価なルーターにカップホルダーを付けで、真鍮線の頭を丸くする手法の紹介がありました。

実際に加工した作品の紹介もありました。

きれいに鋲撃ちがされています。

福田さんから他の方法について紹介がありました。

いろいろなアイデアがぶつかり合って更に良い方法が編み出されていきます。


次に城さんからの紹介です。

彫刻部品、特に輝く金色にする方法を研究されています。

城さんは広い経験を活かしてリーズナブルに入手し易いマテリアルを使って素晴らしい仕上がりを実現されています。

今回その成果の紹介です。

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この彫刻、雌型にレジンを流し込み、アクリル塗料で金色に輝かせます。

下地を黒にするとより輝きます。

左右の違いは一目瞭然です。

塗料は画材屋さんのアクリルカラーの他ペイントでも結構いい感じになるようです。


タッチペイントでもいい感じになるそうです。こちらは100円均一ショップのマーカーです。

皆さんすごい盛り上がりでワイワイ、ガヤガヤと活発な意見交換がされました。

今後の更なる展開が期待されます。

次にフートロープについて講義です

五十嵐さんからRCAndersonやLeeの紹介があり1642年以前にはフートロープは付かない。従って17世紀初頭の人気船、VASAとかソソブリン・オブ・ザ・シーズ、ラ・クローンには付きません。ソブリンは1697年に焼失するまで1651年に大規模改修しています。そのせいかマンチュア・セルガル社のキットではフートロープがついてます。レジェンドの作品を見ると1作目にはついていますが2作目にはついていません。JhonMcKayの最近のモノグラフでもついていません。

加工方法について、吉村さんと福田さんから提案がありました。

細い糸が撚れてうまくいかないフートロープですが様々なアイデアの紹介がありました。

この後、忘年会で大いに盛り上がりました。

今回はここまでです。次回をお楽しみに(^O^)/

11月の例会の様子

お待たせしました。

11月例会の例会の様子です。

今回もワイワイと楽しい一時でした。


午前の部

船体のデッキプレートの貼り方を堀さんに教授してもらう迫田さん土井さん

白さんが塗装の研究の成果を論議しています

吉村さんが制作している構造模型のビーグルに堀さんが感心しています

舵輪を回すとラダーが動くように作っています。

それも殆ど遊びが無く軽く動かせる事ができ、応答性も素晴らしい出来です


 午後の部
会長から12月の例会終了後に懇親会を行いたい旨の連絡がありました

星屋さんから、帆船模型の写真をもとに作った卓上カレンダーの紹介がありました。

この日に皆さんに配布されました。

素晴らしいできです。

この後、以下のメニューでワイワイと盛り上がりました。

 ① ガイドブックによる模型の作り方

   ブルーワークと手すりの作り方

 ② よろず相談所

   ・マストやヤードの中に組み込まれた滑車の作り方

   ・フートロープの歴史と作り方

   ・ロープを縛ったあとのロープ端の処理

   ・きれいに見せる船台の作り方、アイデア等

今回はココまでです(^O^)/

次回をお楽しみに

10月の例会の様子

9月の例会時と打って変わって旧に涼しくなりました。
今回も14名の参加です。(^^)/

午前は自由討議です。
 福田さんがダイソーの突っ張り棚を活用したバイスを作ってこられました。
 素晴らしい出来映えで、皆興味津々で質問をしていました。

希望者には実費配布しますとのことでした。

    

実際に製作中の船を持ち込んでの議論もワィワィやっています。

  

午後の部です。
 最初は神戸帆船模型の会の第40回作品展の紹介です。
 米川会長以下、沢山のメンバーが見に行きました。
 吉村さん、佐野さん、五十嵐さんから紹介がありました。
 吉村さんからは、セールの縫製が非常に緻密にしあげられている。
 それも全ての作品で同じ容易に綺麗に仕上げられている。
凄いミシンがあるのか? 技があるのか?
その他いろいろの感想で話が盛り上がりました。

 次に星屋さんから2024帆船卓上カレンダーの試作品の紹介がありました。
 素晴らしいできで、試作4部はあっという間に完売です。
 11月の例会で正式版を希望配布します。

佐野さんからキットの紹介です。
アマティのニーナです。それにしても今のキットは懇切丁寧な組み立て説明図あり、綺麗な上質紙の図面と驚かされます。


次に尾崎さんから旗について説明がありました。

大変、綺麗なカラー刷りの資料を全員に配付して商船、戦列艦両方の説明がありました。

五十嵐さんからパワーポイントで旗について説明がありました。
国旗のロイヤルスタンダードが重要
国旗は船尾につきます。

 

ユニオンジャックをユニオンのジャックですので、かならずバウスプリットにつくこと。

   

 


赤、白、青の色がそれぞれの戦隊を示していることなど、当時の絵画を使って解説がありました。


  

ユニオンジャックの青など絵画では緑に見えたり面白い解説でした。

   


また、有名なネルソン提督がトラファルガー海戦でEngland expects that every man will do his duty :英国は各員がその義務を尽くすことを期待する」の信号旗の実際に掲げられた様子の紹介もありました。
この当時の信号旗は1800年にホームポパム大尉Sir Home Pophamによって考案されものが使われていました。
、1803年と1812年に変更されたシステムで、フラグは数値フラグであり、表示方法が意味を決定します。
たとえば、「イングランド」という単語は旗2-5-3を掲げて表され、
「マン」という単語は4(反転)-7-1信号で示されています
これが読める当時の船員は凄いなぁと皆で関心していました。

海戦で信号旗が使われ出したのは、戦列艦が導入された英蘭戦争の時期からです。
1672年に最初に出版されとます。その後Lord Howe (1726–99)が1777年signalbookを出版しています。
1799年にはSignal-book for the Ships of War of 1799が出版されています。
pdfがネットにもでています。

面白いのはこのトラファルガー沖海戦1805年10月では1799版ではなく1803年版が使われています。
1799と1803では同じ1~9,0が全て異なります。デザインは同じなのに、並び替えられています。何か意味があるのかと思ってしまします。
3桁コードはTelegraphic Signals or Marine Vocabualaryに詳しくリストアップされています。

このへんの話はFLAGS For ship modellers and marine artistsの65ページから72ページにわたって丁寧に解説されています。

質問が出ました。
Q:トラファルガー海戦ではZ旗「皇国ノ興廃此ノ一戦ニ在リ、各員一層奮励努力セヨ」はあがらなかったのか?

A:もちろん使われいません。
確かに、日本海海戦ではネルソンにならって、「皇国ノ興廃此ノ一戦ニ在リ、各員一層奮励努力セヨ」という意味を持たせたZ旗を旗艦「三笠」のマストに掲揚しましたが、
Z旗は、1857年に英国の商務院が国際信号旗を制定し、1897各海運国に配布されたデザインです。

トラファルガー海戦当時ではYが24、Zは25で示します。この時代にZを示す旗はまだありません。
また国際信号でのZの意味は「本船は引き船を求む」です。

Q:旗は、現在の様に甲板からつり上げられる様になっていたのか?

A:国旗とロイヤルスタンダードは固定です。

17世紀以前にはつり上げる旗は見られない。
チャールズ2世の時代、17世紀中頃から信号旗が使われるようになるが、初期は、シュラウドやトップにくくりつけていたので下からつり上げるようにはなっていない。1675年頃から甲板から上に旗をあげるようになってきたと言われています。

これは英蘭戦争で戦列艦が主力となり1列になるために信号が必要となり信号旗BOOKが作成されている時期と上手く適合します。

このへんの話はFLAGS For ship modellers and marine artistsの5ページから6ページに記載されています。
このほかのお勧めの資料は、Flag at Seaがあります。

こちらはカラー刷りです。FLAGSはカラーは表紙だけ中身は全てモノクロです。

今回は、ここまでです。次回をお楽しみに(^O^)/

9月の例会の様子

残暑厳しい中、例会を開催しました。
今回は15名の参加でした。(^O^)/
ワイワイガヤガヤ楽しいいひと時でした。


午前中は自由討議です。
星屋さんが持参したキングストン公爵夫人を囲んで
堀さん、佐野さん、高橋さんがワイワイと帆船談義で盛り上がっています。


福田さんのアドバイスのもと大変綺麗にしあがっています。

これから、マストを立てていくのですが、リギングは準備が全てです。
綿密に計画をたて手際よく作業を進めていかないと、手が入らず大変なことになります。



午後から例会が始まります。
米川会長からあいさつがあり、各人からの報告がありました。


神戸の作品展の紹介があり、是非いきましょうと言う話になりました。


佐野さんからは作品展のプレス発表について提案がありました。


布垣さんからは、缶バッチの自作についての紹介がありました。

クラブのマークと自身の作品の船です。

本当に綺麗です。


素晴らしいできで、是非クラブとしても取り組んでいきたいと思います。

次は、中国製のキットについてです。

前回から話題沸騰しています。

素晴らしい中国製のキットについて、中国通の福田さんから説明がありました。
通販サイトを見て実際に現地で店を確認する徹底ぶりで皆驚くばかりです。
玉石混合で素晴らしいものもあれば、よく文書を読まないとキットを買ったつもりが、キットをつくるためのツールだったり
色々な経験による面白いお話が聞けました。

つづいて、横浜の帆船模型ガイドブックにそった連続講座です。


米川会長から甲板の釘の処理方法などについて説明がありました。

ワイワイと盛り上がりました。


甲板にマストの穴をあけますが、その当たりの注意点について尾崎さんからアドバイスがありました。

佐野さんからマストとヤードをつなぐパレル、トラスについて質問がありました。


実はパレルというのは仕切り板とビーズ(ビブとトラック)からなるヤードをマストに固定する関節で特にロアーヤードのパレルは大変複雑です。


五十嵐さんから説明がありました。フォア、メインは3列又は4列 ミズンマストは2列となります。右図は4列です。組のロープです。ヤードには左右3巻きとなります。
 クリックして拡大すると分かりますが、このロープの掛け方ではヤードをマストに締め付けたり緩めたり上手くできません。掛け方は国、時代で幾つもバリエーションがあるそうです。今回はオランダ船プリンスウイレム号とDe7Provincien号を例に説明します。


こちらは、一番多い3列です。こちらもヤードには左右3巻きですが、4列とは全くことなるロープの掛け方です。これも不合理なロープワークでヤードをマストに締め付けたりはできません。

これで固定できるのか不思議ですが、実際にやってみるとこれで固定できます。

次は、2列です。ミズンマストに使います。こちらも結構複雑です。

 模型の場合大変なことがあります。図をよく見るとわかるのですが、先に3列のビーズと仕切り板に糸を通してからヤードにセッティングしたいところですが、不可能です。
 1列目のみ通したら、ヤードに糸を巻きながら、トップ付近でスペースの無い中、玉と仕切り板に糸を通すこととなり、大変です。

 そもそもビーズの製作も大変で黒檀に旋盤で穴をあけ、円柱の外径を成形し、更にカップホルダーで玉にしています。この作業だけで1ヶ月かかります。

時代が18世紀になるとトラスが出てきます。こちらも複雑ですが、大分簡単です。

 オランダ船の場合ロアー トップ、トゲンスルマスト、3段とも全てパレルです。英国船などはトップ、トゲンスルがトラスのものもあります。

RCAndersonの本にも省略でよいと記載されていますので、省略してもよいと思います。
でも是非挑戦してみてください。非常に時間はかかりますが面白いです。


今回はここまでです。次回をお楽しみに(^O^)/

8月の例会の様子

MeetingR5 8 12 05今回はお盆ということもあり、7名の参加でした。
結構ワイワイと盛り上がりました。

 

MeetingR5 8 12 00 最初に米川会長から事務連絡がありました。

 
MeetingR5 8 12 01 7月に開催されたザ・ロープ・オーサカで披露されたあ中国製の構造模型キットについて説明がありました。

 

 

MeetingR5 8 12 02 ルカンやボムケッチ、ブルーノーズなど非常に素晴らしいキットでした。

柘植の彫刻まで付属しており、木材はペアーウッド(梨木)ですが非常に質の良いものでした。
またレザーカットされた各部品の合いも素晴らしく注目に値するキットではないかと盛り上がりました。

MeetingR5 8 12 03次に、土井さんから15世紀のカラベル船ピンタの甲板艤装について質問がありました。
カラベル船は実はあまり文献が残っていない船で、微妙なところがあるのですがワイワイやっていました。
外板の張り方について、堀さん、米川会長も交えて話が盛り上がりました。
MeetingR5 8 12 04一通張りの仕方について堀さんから詳しい手順の説明がありました。
一通張りも16世紀や17世紀のガレオン船となると逆R(タンブルフォームの凹部)があり工夫が必要になります。
リギングについて再度にディスカッションしました。
堀さんからは 静索、動索それぞれ10種類は容易したいとアドバイスがありました。
IMG_4990五十嵐さんからは、鐘紡のカタン糸(綿)なら8番、20番、30番、40番、50番、60番、80番があり
更に細い糸としては2コードのポリエステルの90番糸が、安価で、大変細いと紹介がありました。
更に細い糸となると、エジプト綿の120番140番185番がありますが、こちらは高価です。
糸の太さですが、アンカーロープを別とすると、最も太いのがメインステイでマストの1/6
最も細いのが、ラットラインでマスト径に関係なく直径8mmですから、1/64で0.12mm90番くらいとなります。
太い糸は自分で、撚り機を作って、2本撚り、3本撚り、4本撚りをします。レザークラフト用の麻糸も大変太い糸があり使えますが、伸びますので要注意です。

またラットラインの間隔は
実物が大体15~116インチ(38~41cm)なので、あまり広くならないように注意しましょう!!

今回はここまでです。次回をお楽しみに(^O^)/

 

7月の例会の様子

meeting 23july 08大変暑い日が続きいますが皆さん如何お過ごしでしょうか?

今回もワイワイ帆船談義です。

 

 

午前の部です。

meeting 23july04吉村さんがビーグルの巻き上げ機を作ってきました。

 

 

 

 

meeting 23july ロー付けが丁寧に精密に再現されています

 

 

 

 

meeting 23july 05 布垣さん迫田さん堀さんが船体の作り方で論議です

 

 

 

 

meeting 23july 08 佐野さんが堀さんにカティーサークのマストについて相談中

 

 

 

 

meeting 23july 0図面も広げて話は弾みます。

 

 

 

 

 

meeting 23july 09 迫田さんが福田さんに依頼されてたプロクソンのミニレースマシンに取り付ける

 

 

 

 

meeting 23july 02通称福田マシンができたので取り付けて調整を教えてもらってます

 

 

 

 

午後の部です。

meeting 23july 07米川会長から本日の例会終了後の懇親会についての案内を含めた連絡事項と続いてガイドブックに沿った講義としてデッキのプレート貼りについて皆さんと論議しました

 

 

 

 

meeting 23july 06堀さんからデッキプレート貼りの注意点を説明いただいてます

 

 

 

meeting 23july 12模型作りのよろず相談所 と言う企画で皆さんの相談を解決に導こうという

新しい試み 今日は地毛さんの相談です

船体が正確に左右対称にできていないという悩みと滑車にロープを括り付けるときに

meeting 23july 11便利な工具やジグがないものかと言う相談です

大継さんから自分のやり方の紹介があり、皆さんからもいろんな意見が出て盛り上がりました

 

meeting 23july 10滑車への括りの工具は先月の例会で悩みの紹介があったので福田さんが滑車を取り付けたり

ヤードを取り付けて固定できるジグを自作して地毛さんや他の方にも提供されました。

今回はココまでです(^O^)/