帆船模型 ビーグル HMS BEAGLE (scale 1/55)の、スクラッチビルドによる製作日誌
第24回は、リギング関連です。
アナトミーの、HMS BEAGLE
の資料には、右図のスタン
ディングリギングのイラスト
が掲載されています。
これを基に作業しました。
吉村 製作
コースのハーバーリグ
メイン・フォアの各コースは、甲板上の艤装を見やすくするため、帆をたたんだ状態のハーバーリグにしました。
マストにスタンディングリギングのシュラウドを取り付ける前に、コースのバントライン・クルーライン・リーチラインを設置し、たたんだ状態にしました。
トライセールの事前取付
メイン・フォアマストに設置のスパンカーガフにトライセールを事前取付をしました。
トライセールマストにもラッシングをしています。(○印)
シュラウド作業前に、トライセールを取り付けることにより、リギング作業が容易に出来ました。
シュラウドの取付
スタンディングリギングの最初の作業として、シュラウドを取り付けました。
船首側のシュラウドには、
サービングを実施しました。
自作のサービングマシンを製作し、
#60 番の黒ミシン糸を使用しました。
デッドアイの間隔を等しくするために、
φ0.8mm 真鍮棒を粉末銀ロウでロウ付
して、X型ピンを製作しました。 (○印)
ミゼンマスト及びメイン・フォアマストの上部シュラウド用デッドアイの間隔保持には、φ0.5mm の真鍮棒にてX型ピンを製作しました。
ラニヤード・ラットラインの取付
デッドアイ間隔保持用X型ピンを取り外し、
ラニヤードを結びつけました。
メイン・フォアマスト下部のラニヤードには、#20 番の黒ミシン糸を使用しました。
ミゼンマスト、メイン・フォアマストの上部ラニヤードは、#30 番の黒ミシン糸を使用しました。
ヤードのランニングリギング
アナトミーの、HMS BEAGLE の資料には、ヤード関連の下図ランニングリギングのイラストが掲載されています。
これを基に作業しました。
ヤード関連のリギングは、リフトではヤードの水平確保、ブレースではヤードの平行確保に注意しての作業でした。
バウスプリットにおける
ランニングリギングは、
スプレッダーの水平及び
平行角を確認しながら
作業しました。
基本として、黒ミシン糸
を使用しました。
セールのランニングリギング
アナトミーの、HMS BEAGLE の
資料には、セール関連の
右図ランニングリギングの
イラストが掲載されています。
これを基に作業しました。
セール関連のリギングは、
クォーターセールでは下部
ラインの丸み・全体のハラミ
に注意しました。
ヘッドセール・トライセール・
スパンカーセールでは、左右
バランスやタルミ防止対策に
注意しました。
基本として、茶系ミシン糸を
使用しました。
セールのランニングリギング写真
フラッグの製作・取付
フラッグの製作は、英国海軍旗のイラストを参考にして、CAD で作図しました。
セールに使用した薄地に、アクリル絵の具で両面に着色しました。
乾燥後端部を折り返し、0.35mm 真鍮線を挿入しました。
今回はここまで、次回をお楽しみに(^o^)/