製作日誌 ビーグル HMS BEAGLE(24)

帆船模型 ビーグル HMS BEAGLE (scale 1/55)の、スクラッチビルドによる製作日誌
第24回は、リギング関連です。

アナトミーの、HMS BEAGLE2021_03_1_Beagle01_000
の資料には、右図のスタン
ディングリギングのイラスト
が掲載されています。
これを基に作業しました。

吉村 製作


コースのハーバーリグ

メイン・フォアの各コースは、甲板上の艤装を見やすくするため、帆をたたんだ状態のハーバーリグにしました。

マストにスタンディングリギングのシュラウドを取り付ける前に、コースのバントライン・クルーライン・リーチラインを設置し、たたんだ状態にしました。

フォアコースのハーバーリグ
2021_03_1_Beagle02_000

メインコースのハーバーリグ
2021_03_1_Beagle02_001


トライセールの事前取付

メイン・フォアマストに設置のスパンカーガフにトライセールを事前取付をしました。
トライセールマストにもラッシングをしています。(印)

シュラウド作業前に、トライセールを取り付けることにより、リギング作業が容易に出来ました。

フォアトライセール
2021_03_1_Beagle03_000

メイントライセール
2021_03_1_Beagle03_001


シュラウドの取付

スタンディングリギングの最初の作業として、シュラウドを取り付けました。

船首側のシュラウドには、2021_03_1_Beagle04_000
サービングを実施しました。
自作のサービングマシンを製作し、
#60 番の黒ミシン糸を使用しました。

デッドアイの間隔を等しくするために、2021_03_1_Beagle04_001
φ0.8mm 真鍮棒を粉末銀ロウでロウ付
して、X型ピンを製作しました。 (印)

ミゼンマスト及びメイン・フォアマストの上部シュラウド用デッドアイの間隔保持には、φ0.5mm の真鍮棒にてX型ピンを製作しました。


ラニヤード・ラットラインの取付

デッドアイ間隔保持用X型ピンを取り外し、2021_03_1_Beagle05_000
ラニヤードを結びつけました。
メイン・フォアマスト下部のラニヤードには、#20 番の黒ミシン糸を使用しました。
ミゼンマスト、メイン・フォアマストの上部ラニヤードは、#30 番の黒ミシン糸を使用しました。

2021_03_1_Beagle05_001 2021_03_1_Beagle05_002


ヤードのランニングリギング

アナトミーの、HMS BEAGLE の資料には、ヤード関連の下図ランニングリギングのイラストが掲載されています。
これを基に作業しました。

ヤード関連のリギングは、リフトではヤードの水平確保、ブレースではヤードの平行確保に注意しての作業でした。
バウスプリットにおける2021_03_1_Beagle06_000
ランニングリギングは、
スプレッダーの水平及び
平行角を確認しながら
作業しました。
基本として、黒ミシン糸
を使用しました。


セールのランニングリギング

アナトミーの、HMS BEAGLE の2021_03_1_Beagle07_000
資料には、セール関連の
右図ランニングリギングの
イラストが掲載されています。
これを基に作業しました。

セール関連のリギングは、
クォーターセールでは下部
ラインの丸み・全体のハラミ
に注意しました。
ヘッドセール・トライセール・2021_03_1_Beagle07_001
スパンカーセールでは、左右
バランスやタルミ防止対策に
注意しました。
基本として、茶系ミシン糸を
使用しました。


セールのランニングリギング写真

2021_03_1_Beagle08_0002021_03_1_Beagle08_0012021_03_1_Beagle08_0022021_03_1_Beagle08_003


フラッグの製作・取付

フラッグの製作は、英国海軍旗のイラストを参考にして、CAD で作図しました。
セールに使用した薄地に、アクリル絵の具で両面に着色しました。
乾燥後端部を折り返し、0.35mm 真鍮線を挿入しました。

2021_03_1_Beagle09_0002021_03_1_Beagle09_0012021_03_1_Beagle09_002

今回はここまで、次回をお楽しみに(^o^)/