いつもの様に、和気あいあいとなりました
午前中はフリーディスカッションです。
佐野さんが和谷さん、土井さん、布垣さんに自慢の道具を披露しています。
結構みなさん自作の治具でいろいろと工夫されています。
午後から例会です。
米川会長から4月の総会の事務連絡がありました。
最初に吉村さんから真鍮を使った大砲の製作方法の紹介がありました。
通常、真鍮から加工する場合は、旋盤加工をしますが、今回は違います。
十分い強力な火力のあるバーナーで炙って、真鍮パイプを引っ張って大砲に加工します。
リング等は真鍮線を巻き付け銀ロウ付けされています。
炙るので、真鍮の色合いも良い感じに仕上がっています。
詳細について、米川会長と尾崎さんでディスカッションです。
次に城さんから材の提供について紹介がありました。
端材で欲しい人はあげるというありがたいお話でした。
これもクラブならではの美味しさですね。
今回からの新企画で「私の本棚」ということで、堀さんから
本の紹介がありました。
実際に何冊が持ってこられていました。
最初に紹介があったのが
「英国の帆船軍艦」
です。
18世紀の英国の帆船の造船するようすを沢山の図により解説したもので、入手しやすく、読みやすいです。
古書ですと千円ちょっとで買えます。
最新版は表紙が変わっています。
この本は、 James Dodds , James MooreのBuilding the Wooden Fighting Shipの日本語訳です。
訳も非常に上手に訳されていて読みやすい良書です。
原書の方が日本語版よりも高価です。
YouTubeでも紹介されています。https://youtu.be/RxRnOuJtXjw
他にも海戦三部作(コンスタンティノープルの陥落、ロードス島攻防記、レパントの海戦)で有名な塩野 七生先生の著書の紹介もありました。
後半はバイキング船の本の紹介があり、さらにバイキング船についての紹介がありました。
793年6月8日、イングランド東北部ノーサンバーランド州沖合にあるリンディスファーン島にあった中世ケルト教会のリンディスファーン修道院を襲撃したのが、
ヴァイキングによるイングランド侵略の始まりです。
ヴォルガ川やドニエプル川を遡り、陸地を船を引きずって移動しロシア内陸部まで勢力を広げています。
その船はクリンカー張りで大変軽量で丈夫。模型にしても大変美しい船です。
五十嵐さんから洋書による補足説明がありました。
船首、船尾が同じ形なのが特徴で洋書ではダブル・エンディッド呼ばれます。
バイキングは王の副葬品として船を埋める習慣があったので、結構、保存状態の良い船が発掘され
オーゼベルグやゴクスタッドのようにその地名が付いています。
バイキング船の構造、板の止め方、フレームと板が紐で止められていることや
オールの付く位置など、説明がありました。
参考となる他の本についても紹介がありました。
今回はここで時間となりました。(^o^)/