6月の例会の様子

6月の例会は、リアル+ZOOMを使って開催しました。
リアルで12名、Zoom参加者4名の合計16名の参加が得られました(^^)

会場は、フリーWiHiが完備しています。
PCとプロジェクターを用いて大型スクリーンに映し出して、ZOOM参加者も会場にいるような感じで開催できました。
午前中は、各自の個別相談です。
堀会長からマストのトップ部分の加工方法について、米川会員と吉村会員が実物とプロジェクターを使って説明を受けていました。


 伊藤会員が1/60のオランダのフルート船を持参しました。

船体はほぼ完成しています。

フルート船の特徴の独特のカーブも見事に再現されています。

 舵部分のガジョンとピントルの加工はこれからです。
銀ロウ付けと黒染め加工がポイントとなります。次回実演をしようということになりました。

 船首部分のウインドラスも上手く再現されています。
グレーチングについて、グレードアップをどういう風にしていくか、尾崎顧問、福田会員からアドバイスを受けていました。

 船尾の積載ボート用の懸架も見事に再現されています。
ここでZOOM参加の大継事務局長から、ガンポート:砲窓とチャネルが干渉していないか?
アドバイスがありました。

ZOOMmeeting2020June13 13

 

案の定干渉しそうな部分がありましたので、対応策の協議でワイワイと盛り上がりました。

 

 

 

 

 

 このキットの図面は帆なしの図面です。またキットの図面のご多聞にもれず、ヤードを吊る索(タイ:tie)が描かれていません。

バントライン、リーチラインも省略されています。従って索をくくりつける甲板上の場所も再確認が必要で
結果ビレイピンなどの数も再確認が必要です・・・・等々アドバイスが矢継ぎ早にでていました。これだけ船体が綺麗ですとやはりセールを取り付けた姿に期待していまいます。

 


 

午後からは、例会です。

 

 

 

 佐野会員から糸鋸の種類と扱い方について、金属用、木工用について詳しい説明がありました。

 


次に五十嵐会員から前回星屋会員から質問のでていたセールの扱いについてパワーポイントで説明がありました。

リーフィング:縮帆の作業方法についてCGで説明がありました。

左右で年代を分けており、左が1642年以降、右が以前です。
これはフート・ロープの導入時期でこれにより船員のヤードに対する位置が変わるため

 セールの縮帆の仕方がリーフポイントを使うのか、ボンネットを使うのかが分かれます。
更にたたんだセールのヤード上の位置が、下になるのか前方上方になるのか分かれる理由も解説がありました。

更に1811年にジャック・ステイが導入されると、またセールのたたまれ方が変わります・・・

等々の説明がありました。

 

次にセールの取り付け作業について説明がありました。
コース(メインヤードのセール)とトプスル(トップヤードのセイル)ではセールの持ち上げ方が異なります。
コースは甲板から水平にヤードまで待ち上げます。

 トプスルはセールを垂直にトップまで吊るし上げてから水平展開します。

 

 

 

 トップ・ヤードをトップ近くまで降ろすことの意味が良く分かりました。

詳しくは、帆船豆知識で後日紹介したいと思います。
また、こういったセールの扱いの書籍についても説明がありました。これも後日書籍紹介のコーナーに追加したいと思います。
今回はこれまでです。
7月は、しばらく休んでいた「私と帆船」など盛りだくさんな内容で開催する予定です。
(^^)