7月の例会の様子 午後の部

遅くなりました

7月の例会の午後の様子をお知らせします。(^^)/

 

 尾崎顧問から、道具の紹介がありました。

顧問の最初の助言は、道具は先にそろえるのでは無く、必要になってから、借りて、使って気に入ったらやっと買うということです。

決して先に道具をそろえようとは思わないように注意がありました。


最初にバイスと金てこの紹介がありました。

ボール盤などに使うベタバイスの紹介がありました。

Meeting2019July13 42船体のキールを挟む大きなバイスがありますが、これは特には必要ありません。ブルーノーズの製作日誌にあるように別の道具で十分対応できます。

金てこは真鍮を叩いて帯板にしたりするときに重宝しますが、結構高価ですので、バイスをうまく利用して金てこがわりにもできます。


次にハンマーの紹介がありました。

真鍮の釘を打ったり、真鍮から帯板を作る時など結構便利です。

意外に高価なものがありますが、必要ありません。

筆者は、ハンマーの先が、鉄、アルミ、真鍮、プラスティックに交換できるものを重宝しています。
安価であります。


次にノコギリの説明がありました。

0.2mm厚さの中屋の超精密用胴付鋸で十分ですが、これは結構高価ですので、普通ののこでもかましません。


ノコギリ用の45度の定規がアルミ製でありますが、ノコの刃の厚さと定規の切込みが一致していないと使えませんから、写真にあるものではなく、自分で自作した方が便利です。


接着材については、一般的な木工ボンドで問題ありません。

最近緑色のパッケージの金属、プラスティックも接着できるものが、アルテコからでていますので、それも便利です。

瞬間接着材は、アロンアルフアの№3がお得でおすすめです。

保存は冷蔵庫にいれておけば1年でももちます。


次は、ペンチ、ニッパーです。

100円のものを加工してもいいですし、

 

 

 

 


高級品の精密ニッパーもあります。

これらはチョット使い方に注意が必要です。線の太さに制限があります。

鎖を自作したりするときは、切り口がきれいでないとヤスリかけをしてから銀ロウ付けすることになるため、切り口の綺麗なニッパがあると便利です。

切断できる線の太さが非常に細いので注意が必要で、間違ってもピアノ線を切ってはいけません。

緑色のニッパがケイバのニッパです。

青色のものがホーザンのN31精密ニッパーです。


ただ、これらのニッパでなくても、意外に便利なのが、ラフに扱っても刃が欠けず、それでいて切り口がきれいなハサミがあります。

ハープの金切りバサミでこれが結構べんりです。


ルーターの紹介もありました。が、ルータは重宝する人と全然使わない人に見事に分かれます。焦って買わないことです。
写真のものは、ブロクソンの小型のルーターでよく見かけますが精度は良いのですが、20~60Wと非力です。

これはドレメルのルータでブロクソンより無骨な作りですが、安価でパワフルです。

これは4000シリーズでパワフルで135Wで3万回転まで回ります。


これは旧型の300シリーズで115Wで3万回転まで回ります。

ルーターをフィギュアヘッドの彫刻などに使う場合は、精密彫刻用とガリガリ削り用途2台あると便利です。ガリガリ削るとどうしても軸がブレますから。


更に直径0.8mmのデッドアイに0.2mmの穴を3つあける。

といった作業の場合は、軸ブレが全くなく、フットレバーで超低回転から十分なトルクを発揮する高級品が便利です。
軸が全くブレませんので、0.2mmのドリルでも折れません。
また、0.3mmのラウンドカッターで彫刻すると簡単に精密な彫刻ができます。東京のロープの方に紹介してもらって、御徒町のシーフォースで買いました。


くどいようですが、ルーターは買い急がないでください。
電動消しゴム機を改造しても十分使えますので・・・

次はノギス類の紹介です。
一口にノギスといってもいろいろのものがあります。

写真の4つのノギスはいずれもシンワのノギスですが300円~2000円とばらつきます。

一番下が2000円で一番精密なはずですが、実は狂いが出てしまっていました。

使ってると、たまに狂いがでますので、使う前に0があってるか点検しましょう。

 

 

 

 

ただ、これらのノギスはメモリが見にくく、最近は千円のデジタルノギスが売っています。
そこそこ精度もあり便利です。
一番上が10cmの小型のもの、2番目はアマゾンで買った15cmでストッパー付きで便利です。
青いものは、板の厚さを図る専用ノギスで意外に便利です。
一番下は御徒町のシーフォースで買ったちょっと高価な樹脂製のノギスです。使い勝手はいいのですが、ストッパがないのが残念な点です。
帆船模型用でしたら千円未満のもので十分だと思います。

8月の例会で尾崎顧問の更に続きをやりますので、どうぞご期待ください。(^^)/