帆船模型サンタマリア Santa Maria (scale 1/72)の スクラッチビルドにチャレンジした製作過程の記録です。
今回は アンカーとヤードの製作工程です。 製作 細川
-1. 材料
実船のアンカーは金属ですが 今回は黒檀で作ることにしました。
アンカー・・・ 黒檀 リング ・・・ 真鍮 ストック ・・ さくら材
-2. 加工
①アンカーの シャンク部・アーム部・フローク部は黒檀材にて各部品ごとに加工。
②ストック部は1.5mm厚の板材を重ね合わせ形状を仕上げる
③ストック部にはリングの入る穴明けをする シャンク・アーム・フローク部を接着剤で接合
④ シャンクにストック部を2枚合わせで取付黒のロープ(糸)で接合
⑤ シャンクにリングを取り付けるこのときアンカーロープも付けておく。
-1. 材料取り
ヤード ・・・ さくら材
-2. 加工
① さくらの角材より ヤードの径に応じて サーキュラソーにて切り出し。写真は 3mm角にてΦ2.5のヤード用。
② 先端を円錐状のにし チャックに咥えるところは円筒状にする。
③ 電気ドリルにヤードの角材を掴む。
※ ここからは 竹ひご抜きを本来の使用方法とは違う使い方のため 注意が必要です。(自己責任で危ない作業は回避して下さい)
④ 電気ドリルにチヤっキングした角材を竹ひご抜きを使い大きい径より順次小さい径へと削っていく。
※ 削り代は径でΦ0.2程度で いきなり小径にするとヤードが折れる。また 木材の種類によっても変わるため事前に 試し加工して確認が必要です。
⑤ ヤードが設定した丸材になれば 両端部のテーパー加工は電動ドリルにヤードをチヤっキングしペーパーで 仕上げていく。(写真はなし)
⑥ 先端のヤードアーム部は 旋盤加工とした。
⑦ メインロワーヤードとミズンマストは ヤード継ぎ合せのため 継ぎ合せ部を2本同時に治具に入れ ペーパーで勾配を付ける
何か質問があれば メニューのご質問から お問い合わせください。