第2回目は、
【部品の確認】と
【キールの組み立て】です。
【参考となる本】
ちょっとここで、レディーネルソン作成の参考となる本を3冊ご紹介します。
バイブルですので、まず揃えてください。
Rigging Period : Fore-and-Aft Craft
洋書ですが、リギングの絵本です。
全く同じような表紙の本にRigging Period Ship Models: A Step-By-Step Guide to the Intricacies of Square-Rigがありますが、こちらは四角い帆の艤装で違いますので、注意してください。
英国のカッター、フランスのラガー、米国のスクーナーの3種の艤装が絵解きされています。
Historic Ship Models Worfram zu Mondfeld 著作
もともとはドイツ語ですが、英訳されています。図が多く、英国、フランス、オランダなど各国の特徴も記載されていて重宝する一冊です。
最初にキットの箱をあけたら、まずキールとフレームを組みますので、部品が図面とあっているかチェックします。
特にフレームが正確に左右対称になっているか、キールが反っていないか確認します。
このキットは正確にレーザーカットされていますが、帆船模型のキットでは、部品の確認は基本となりますので習慣づけましょう。
このキットは、キールに本当のキールとステムとスターンポストをつけるようになっています。
キールは絶対に曲がってはいけませんので、厚い板やガラスなど、平面の上でステム、キール、スタンポストを木工ボンドでしっかり接着します。絶対に曲がらないように丁寧に作業します。
最初の注意点です。
この部分は外板を張ったあとに見える部分(特に部材の断面が)であることを意識しないと仕上がりが残念なものになります。
一寸手を止めて良く点検してください。
スターンポスト、キール、ステムを例えば、黒檀で別に作ってアップグレードすることも出来ます。