今回はリアルで開催しました。
10名の参加でした。(^o^)/
午前中は、自由討議です。
土井会員がラウトを持参されました。
綺麗に着色されています。
堀さんから指導を受けておられます。
ブルーミックスを使ったカロネード砲が綺麗に並びます。
小さいですね。
城さんと和谷さんが熱心に議論しています。
喫水から上はアフリカンブラックウッドという材です。
これは、黒檀に似た材ですが黒檀はカキノキ科ですが、こちらはマメ科です。
黒檀も堅い木ですが、こちらはもっと堅いです。
喫水線下は銅板をはられています。
ピカピカの銅板ではなく上手く処理されています。
佐野さんのカティサークの図面をみてアドバイスする尾崎さん。
カティサークはダブルセイルなので、リギングが大変な船です。
ただ、ウイスキーの銘柄でもあり人気の船です。
総会などの事務連絡がありました。
また、五十嵐さんからCGを使って作品展の様子の動画説明がありました。
9月が待ち遠しいですね(^^)/
今まで作ってこられた作品を例に出して分かりやすい説明がありました。
デッドアイを結ぶラニヤードの終端の処理方法について、議論が沸き立ちました。
ご参考までに、
文献では、R.C.Anderson著 : i
Rigging of ships in the Days of the Spritsail Topmast, 1600-1720
とLee著のThe Masting and Rigging of English ships of war, 1625-1860
に詳しく記載があります。
デッドアイのついているシュラウドが、Z撚りかS撚りかで、ラニヤードの出発点が変わります。
Z撚りなら船の内側から見て、上側のデッドアイの左から、外からみて右が出発点です。
始端は瘤を作ります。実船では マシューウォーカーノット:Matthew Walke’s Knotで瘤が作られます。
模型ではエイトノットで良いとR.C.Andersonさんは書いています。
終端処理は、ちょっと模型では出来ないのですが、どちらの図も良く見ると分かるのですが、上側のデッドアイの上部のシュラウドとの狭い隙間を通して、ハーフピッチにし、シュラウドを何回か回して、シュラウドに別の極細索で留めます。
R.C.Andersonさんは模型でこのようにする必要はないと述べています。
尾崎さんから銘板の作成について説明がありました。
文字部分に「やわら木」という木材をアルカリ処理した自在に曲がる木を使っておられます。
米川さんから現在製作中の咸臨丸の苦労話がありました。
船首飾りを金らしく見せるにはどうしたらいいか、結構盛り上がりました。
次回は4月です。お楽しみに(^o^)/