前回のZOOMミーティングが好評で急遽5月30日に臨時Zoomミーティングを開催しました。
急な開催でしたが、10名の参加が得られました。(^o^)/
最初は、五十嵐会員から模型製作へのFreeCadの活用方法の紹介がありました。
ボディープランではなくハーフ・プランで10枚船体の水平図をこの場合13mm間隔で一枚一枚トレースしていきます。
これら10枚の絵を3D-CADのロフトという機能で立体化します。3D-CADは平面を立体化する機能として、ロフト、回転、押し出し、スイープという機能を持っています。
今回はこのロフトという機能を使います。詳しくはFreeCADを参照してください。
3Dで形状を確認し、必要に応じて修正を加えたら、図面出力します。
図面出力に断面出力機能があるので、任意の場所の断面を描画させることができます。今回の場合、これがフレーム図となります。
もちろん、3Dでフレームを作ることも可能です。
この場合はフレームの厚さの直方体を作り、船体と直方体でブーリアン演算をします。そうすると船体からフレームだけが抜き出されます。これは数回繰り返すとフレームが得られます。
船首のカント・フレームも正確に切り出せます。
この他の活用方法として、17世紀の船の舵機構がちゃんと機能するかも3Dで部品を作り実際に動かし、遊びが十分か確認できます。
今回は、15度舵を動かした場合の舵棒、舵柄が引っかからずに動くか確認しています。
FreeCADは現在018版がでており、019版がプレ版になっています。文字通りの無料CADです。
これが、タダかとビックリする限りです。
是非皆さんもご活用下さい。
次に吉村会員からビーグル号のヤードとセイルの取り付け方法やセイルの膨らませ方などについて質問があり、堀会長や尾崎顧問から豊富な経験から指導がなされました。
その他ウインドラスやキャプスタンの話をしたりして、臨時例会は盛況のうちに幕となりました。(^^)/