帆船模型 ビーグル HMS BEAGLE (scale 1/55)の、スクラッチビルドによる製作日誌
第2回は、キール及びフレームの 組み立てと、外板貼り前の準備です。
各フレームを、キールの所定位置に 木工ボンドで接着する前に仮組みします。
前回の製作日誌に記載するのをわすれましたが、スターンポストの外板ラインは約 0.5mm 程度の切り込み(ラベットライン)を、直線定規・カーブ定規をガイドに、カッターナイフで入れました。
吉村 製作
仮組み時のチェック
側面のチェック
・甲板高・甲板曲線及びキールとの段差の有無確認・外板下部ラベットラインとフレーム下部の、外板厚みの確認
平面のチェック
・キールに歪みの有無が発生していないかの確認 ・フレームが左右均等になっているかの確認
・船体曲線が滑らかな状況かの確認・キールとフレームの接点にガタツキがないかの確認 平面仮組み写真
船体へのフィラー取付①
フィラーは、20mm 程度のファルカタ材を切断して、使用しました。
フィラー取付写真(1)
船体の曲線を滑らかにするため、甲板ラインより下のすべてのフレーム間に挿入しました。
フィラー取付写真(2)
船体へのフィラー取付②
フレームより少し外部になるよう、フィラーになるファルカタ材をフレーム間に、木工ボンドを使用し接着しました。
フィラーの取り付けは、常にキールの歪みを確認しながら、作業を進めます。私事ですが、この確認作業を怠ったため、フィラー取り付け完了後に面倒な修正作業をしなければならなくなりました。
接着したファルカタ材は、左右船体の曲線状況を確認しながら、サンドペーパー・ヤスリ等で研磨しました。
この時点で、各マストの取り付け用ポケットを作成しました。( 〇 部 )
フィラー取付写真(3)
船体へのフィラー取付③
船首部のフィラー取付
また、船首部上部甲板より上の外板作業が楽に出来るよう、取り外し可能なフィラーも取り付けを行いました。 ( 〇 部 )
同時に、バウスプリットの取り付け用ポケットも作成しました。( 〇 部 )
船体へのフィラー取付④
船尾部のフィラー取付
船尾部は、曲線状況が逆曲線になる急峻な部分のため、左右のチェックを怠りなく実施しました。
ラベット部とフィラーの取り合いもスムースになるよう確認しながら作業しました。
次回はいよいよ外板貼りとなります。(^^)/
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