製作日誌 サンタマリア SANTA MARIA (21)

hoso Santa Maria#21 -640x480帆船模型サンタマリア Santa Maria (scale 1/72)のスクラッチビルドにチャレンジした製作過程の記録です。

今回はリギング工程前半です。      製作 細川

hoso Santa Maria#21 -960x473

5 リギング 

各ロープの種類と太さ 

 

白井一信氏著書 帆船模型製作技法 付録-5 リギングサイズ を参考に Excelで換算表を作り 帆船の大きさと縮尺を入力し ロープの太さの概算を計算する。

 各ロープの太さを決める参考とした。【この表の通りにはしていない】

各ブロックの大きさ

各ロープの太さによりブロックの サイズを決定した。

※ 実際には これら作業は 製作帆船の選定 scaleを決めた時点で 行っています。


hoso Santa Maria#21 -518x4255-1  ヤードにセールを取り付ける

-1. ヤードにセールを取り付ける簡単な作業台 (写真右)

 

 

① ヤードを掴む洗濯ばさみの部分と  セールを広げておける台を別々に用意する。

② セールにはあらかじめ取付位置に 穴を明けておき作業がやり易いようにする。

③ ヤード・セールへのブロックやボーラインも この時点で付けておく。

hoso Santa Maria#21 -960x206

 


hoso Santa Maria#21 -194x1415-2 マストにブロックなどを取り付ける。

hoso Santa Maria#21 -204x167hoso Santa Maria#21 -185x170

 

 

 


5-3 マスト固定 

hoso Santa Maria#21 -209x156

-1 マストにトップ・ブロック等を取り付けた後 船体にマストを固定する。

① 船体の支台を測定治具に固定する。もちろん 船体と支台はキール部で固定してある。

② 船体の基準となる船首と船尾の中心線と 各マスト先端の位置が同一線上になるか レーザー光を当てて見る。

③ マスト先端は面積が狭く見にくいので紙片を刺しておく。

④ 写真の様に船体の中心線と各マストの先端にズレの無いよう にマストの傾きを調整しボンドでマストを固定する。


hoso Santa Maria#21 -203x150-2 マストにシュラウドを取り付ける。

① デッドアイには既にランヤードは取付済。

② 上側のデッドアイにシュラウドを結びつける。洗濯ばさみの巾が 結ぶ位置となり結び目の位置が統一される。クランプする事によりシュラウドの結びが容易となる。

③ マストはすでに固定されているため 調整などは不要となる。必要以上に引っ張らない。(デッドアイに巻き付けたシュラウドの片側は 上の方へ一定のテンションをかけている。次回紹介するリギング用作業台で)

④ 右舷 左舷と交互にシュラウドを付けていく。


-3 ラットラインを張る。

hoso Santa Maria#21 -205x150① トレーシングペーパーに ラットラインの位置を 書き透明板に 付ける。

② 透明板をシュラウドと船体に固定しラットラインを張っていく。

③ ラットラインは綿の糸を使用した。 細いミシン糸はポリエステルのため結び目が緩くなってくる。

④ 緩み防止のボンド付けは両端のシュラウド側だけに 薄めのを付け中間はボンドを付けていない。

⑤ 透明な位置ガイド板のため 右舷 左舷とも 同じものが使える。


hoso Santa Maria#21 -166x109-4 甲板上にまだ取り付けてない艤装品を取付。

壊れやすい 又はマストの固定時に作業の邪魔になった艤装品を取り付ける。

hoso Santa Maria#21 -168x118逆に付けるとリギングの妨げになるものは最後に取り付ける。

 



-5 ビレイの位置と取り付けるロープ。

hoso Santa Maria#21 -853x640・リギングに関して私自信の知識不足も多々あり 意思を持って省略したりデフォルメしたものは良しとしても 役割や取付方法などが分からないリギングもあった。

・色々と疑問を解消できないまま 想像と 組み立て易さを考え 完成まで進めることにする。


何か質問があればメニューのご質問から お問い合わせください。