第2回目は、キャンバーの確認と外板を一通張りしていきます。
堀会員製作
3.キャンバーの確認他
キャンバーとは甲板の反りのことです。デッキの見栄えを左右しますので舷側上部からの寸法を確認して、過不足部分を修正します。
厚紙でゲージを作り、キャンバーを確認して凹部分は板を貼り、凸部分はヤスリで修正します。
下地を丁寧に仕上げていくと甲板を張るときに気持ちよく作業できますので、根気よく確認と修正を繰り返します。
外板張りに備えての準備
今回は一通張り(船首から船尾まで通し、三角の埋め材なし)をしますので、外板を張る計画ラインの描画を行います。
3or4枚の間隔(木っ端)をゲージにして、仮外板を画鋲で留め、計画線を描きます。
但し、船首部は仮外板全体の配置を見てラインを決定します。
注)外板の割付けをエクセルで計算した表を基準にして補正していきます。
次いで、下弦から上に向かって一枚づつ、右舷、左舷を交互に張付けていきます。
船首部分と船尾部分は瞬間接着材を使用し、中間部分は木工ボンドを使用しています。
ウェールは後付けする事とし、仮ウェールを使用して間隔を空けています。
外板をペーパーで仕上げ後、空けていた溝に黒檀のウェールを接着します。
理由は、外板仕上後の面一部分にウェールを綺麗に張付け、接着がはみ出さない様に するのが、苦手意識としてある為と、実船での加工方法にチャレンジしています。
チョット分り難いですが、片側のみワトコオイルを塗布した状態です。
次回#3は、外板の仕上げと甲板貼りです。ご期待下さい!(^^)!