製作日誌 リンクスLYNX バルチモア・スクーナー#12

 マンチャモデル社のパナルト・ブランドのキットの製作日誌の続報です。

前回は2017年1月でしたから久々の登場です。

 

今回は、大砲の加工です

大砲架は前が狭く、後ろが広くなっています。
車輪は小さく、その割に車軸は太いです。
これは、射撃の反動を吸収するため=後退時抵抗を大きくするためです。

〇小さな車輪

〇太い車軸

〇高い砲架

となっています。

大砲は、砲架にのっていますが、砲耳のところには、金具が釘止めされています。

砲架の構造は、年代、国によって若干異なります。

大きくはブリーチング・ロープの付き方が異なります。

英国は砲尾にリングを通りますが、フランス、オランダ等では、砲尾ではなく、砲架につきます。


 キットの大砲部品を組立た状態では、ガンポートに納まらない場合があります。

縮尺が正しくないのです。

大砲は弾丸を前詰め? ならば、台車を後に曳くスペースがない。

大砲がオーバスケールなのか?  この様な場合の対処方法はどうしましょ?

倶楽部の会員ですと簡単で、「大砲が大きい」というと先輩方から大小様々な大砲がそろいます。もらってもいいですが、借り手ブルーミックスで型取りしてもよいと思います。

セイル艤装

キットの図面では単純すぎる為、ボルチモアクリッパーの図面を参考にしてグレードアップする事にした。

〇セールの図面無し
〇動索はリフト、ブレース程度に留まっている。
シート、タック、クリューライン、バントライン、リーチライン、バントライン等を設ける事にする。

どの図面を参考にしてアレンジするか?。

1.モデルシップウェー 「PRIDE of BALTIMORE Ⅱ」 を検討したが詳しくなり過ぎるので敬遠する。

2.モデルシップウェー 「DAPPER TOM」 1/76 を参考にして進める事にする。

〇「LYNX」 縮尺 1/62 だから 「DAPPER TOM」の130%を目安にした。

〇本体の寸法、ほぼ合致する。

〇全長・幅共に。 甲板の艤装もほぼ合致する。

〇但し、動索のロープ数が多くなるために、ファイフレールとビレーピンを造り替える事にする。
キャプスタン、グレーティング、階段、ポンプ、マスト、砲門位置等は変えない事にする。  中島会員の「Harvey」 艤装を参考にする。

次回から艤装について、滑車づくり、セールの製作などを紹介していきます。(^^)/