製作日誌 サンタマリア SANTA MARIA (2)

hoso santamaria-900x675(48)帆船模型 サンタマリSanta Maria (scale 1/72)のスクラッチビルドに チャレンジした製作過程の記録です。

今回は 甲板張り 外板張りの工程です。製作 細川

 

 

hoso santamaria-900x675(22)外板 甲板材などの製材

・この船はフィラーを全面に入れる計画のため  外板 甲板は1枚貼りとしている

プロクソンのサーキュラソーにて製材するが  機械と自分の技量を考えると 長さ40cm位が加工の 限度 そのため 船体長が37cm程度の サンタマリア を スケール 1/72 とした。

木材と主な使用個所 

さくら】  外板 マスト  ヤード等      【イゾンベ】  甲板 グレーチング   【ホンジュラス】ウェール キール ラダー            【ブビンガ】  内張り                        【黒檀】  大砲の砲身               【ウォールナット】  丸いもの 丸窓 マストコート【パオロッサ】  デッドアイ ブロック


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中央の甲板材張り

・フレームの甲板材貼り付け部の凹凸や 各フレーム間の高さバラツキを修正する。

・甲板の隅は甲板材を支えられないので 補助板をフレームに取り付ける。

・甲板材は中央から左右へ張り進み  マスト穴 ハッチの位置では 都度 甲板のマスト穴あけ、ハッチ穴加工した。(位置の状況や加工のし易さ 失敗してもダメージが小さい)

・ダミーのマストを作り 穴位置 大きさの確認する


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船体側面の基準板位置

各フレームにある基準位置に合わせ 型紙にて  基準ウェールの取付位置の決定

この基準となるウェールは A曲げ B曲げが必要。特にB曲げは右舷 左舷側の形状がを合わせるため 治具を作り    カーブの形状を合わせた。

※ ちょっと残念 考えが浅かった!

外板は1枚張りのため カーブをきれいに出すため 甲板上部に 取り外しが可のフィラー取付たが  剛性なく外板をピンで押さえるとフィラーが動き役に立たず取り外した。


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基準ウェールの船体への取付

船体へ取り付ける前に 治具やスチームアイロンにてウェールの曲げは できるだけ出しておく。

再度 水に浸し ボンドを付けないで仮付けする。治具でサイドから押して船体に密着させる。ウェールは船首側キールに合わせ 船尾側は出しておく。

乾いたら一旦取り外し 再度ボンドで付け組み付け 写真のように 治具にてサイドより船体に押し当てる。


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外板を張り

・外板は基準のウェールより上部側向かって張る。

外板数枚は甲板上部側のフィラーと基準となるウェールに合わせた。

甲板上部のフィラーを取り外し 順次外板を張っていく。

※ 中央の基準ウェールはフレームに直接接着しているが  上のウェールは外板の上に張り付けている。

厚さが違う外板を1枚張りするのは難しいので 通常の外板を張りその後 巾が同じのウェールを その上に張っている。


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船首フィラーの取り外し

船首の外板を張り終えた後 この部分のフィラーは取り外す。

フィラーは船体にねじ止めしボンドの付くところは マスキングテープした。

すんなり取れず 彫刻刀で左記の程度まで削ると簡単に取れた。

 


hoso santamaria-900x675(120)船底側の外板張り

外板は一枚通し張りにするため 船首及び船尾の 板巾が狭くなる。

どの程度狭くしていくかは各フレーム張り付け部の 長さより計算し 巾を徐々に狭くしていく。

治具にて 板巾のこう配加工

写真の   上の外板は加工前 下は加工後    治具の溝に板を入れ(2枚づつ計4枚)こう配加工する部分をディスクペーパーなどで削る。


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 船底側への張り付け

成形した外板をパッチワークコテにて 曲げながら フィラーに押しピンで押し付け 仮付けする。

位置 形状がよければ 仮付けを外し ボンドで  付けていく  仮付けと同じ要領で。

写真の様に最初から船体に  いきなり付けながら  曲げるのではなく材を水に浸しスチィームアイロンや治具を使って 船外で曲げる。

形状が大体固まれば船体にのせ各部の  カーブが整うように調整加工し仮付け押しピンで  止めていく。

※仮付けの重要性を思い知った工程です。

製作日誌ではスクラッチビルド=自作ですが、キットも沢山でています。
アマティ社540mm


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