製作技法 ボート#3

4月18日投稿の#2の続きです。ルカン21

小さな船ですが、帆を付けます。

積載するならセールは不要ですが、せっかくここまで凝ったので、セールを付けて一つの作品にしようと思います。

セールに使う生地は薄く透けないことが大事で、今回使う綿の生地は厚さ0.02mmと大変薄くかつ透けない生地です。

まずマストを立てるルカン15ホルダーを作ります。

真鍮で細かい作業ですが、可動式で作っています。

ルカン16
船体にマストを立てた状態です。
前後、左右に傾いていないかチェックします。

ルカン19セールはミシン掛けをして、フチは折り曲げてミシン掛けしています。ヤードと糸で結びます。細かい滑車も自作します。

 

 

 

 

 

ルカン20

マストの付け根付近の様子です。とても細かな作業です。

ルカン21完成するとこんな感じです。

飾り台も一工夫してピアノ線で船が綺麗に見えるようにしています。

April9b1

 

 

 

 

 

 

ボートの製作技法は以上です。
どうしてもオマケの様になりがちですが、これも凝ると中々奥が深いです。

ボートの帆走図面は、Conway Maritime Press Anatomy シリーズのBountyにカッターとランチの詳しい図面があります。
他にもブードリオの74門艦(amazonでは入手できません、ANCREに直接申し込むことになります。結構高価な本です)にも図面があります。

近日中に、別のテーマで技報をお届けしますのでお楽しみに!!