3月の例会の様子

3月とはいえ肌寒い日でしたが13名の参加でした。
今回も和気あいあいの例会でした。

 
 
 

午前中は、各自船を持ち寄って先輩から製作アドバイスを個々具体的に受けていました。

細川会員のサンタマリア号です。

フィラーの成形がきれいにされています。

 

 

 

 

 


吉村会員のビーグル号です。

ウエルは黒檀ではなく、黒染めです。
良い感じに仕上がっています。
田村会員、布垣会員との談義が盛り上がっています。

 
 
 
 
  
 


布垣会員のレディーネルソンです。
船体艤装は殆ど完成です。
いよいよマストを立てようという段階まで進んでいます。
リギングは事前の準備が大切です。
後戻りのないように慎重に計画を練る必要があります。
堀会長からアドバイスが次々とでます。
佐野会員も加わっての帆船談義です。

 
 
 
 
 
 
 

マストを立ててリギング・プランについて話が盛り上がっています。

 
 
 
 
 
 
 


堀会長のカタロニア船です。

 
 
 
 
 
 

船首楼と船尾楼で。
大変細かい作業です。

 
 
 
 
 
 
 


大継事務局長のソリブン・オブ・ザ・シーズです。

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レザーカットでガッシりと組みあがります。

 
 
 
 
 

大変大きな作品です。
キールはカメルーン・エボニーにグレードアップしています。
カメルーンエボニーは非常に堅く成形に大変苦労されたそうです。
マスト受けの加工の既に終わっています。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


福田会員のフランスの砲艦です。

臼砲はまだ設置されていません。
キットからアップグレードし自作を予定されています。

金属の装飾部品は船体とマッチしなかったので、雌型をとり樹脂で再現されています。

このキットのフィギュアヘッドなぜか英国艦のビクトリーと同じものです???

 

 


午後は、初心者向けに超スローの製作講座の2回目です。

先を急がずゆっくりと反復しながら進めています。

帆船模型では急ぎ仕事をすると、手戻りがが発生し、時を浪費します。

一つ一つの作業で、先の先まで見通して作業をすることが、結局はスピードアップにつながります。

講座の詳細は別途メニューを起こす予定ですが、現在CG作業中で今しばらくお待ちを・・・
堀会長のあいさつです。
早いもので作品展まで1年ちょっとしかありません。
みなさん急がず、飽きず、諦めず根気良く作品に取り組んで下さい。
大継新事務局長が説明をします。
今回は、現在作成中のソリブン オブ ザ シーズを持参しての講義です。
この船はチャールズ1世の命で1637年進水した90門の三層甲板艦(スリー・デッカー)です。
英国では1610年進水のプリンスに継ぐ2隻目のスリー・デッカーです。
豪華絢爛で、装飾だけで6691ポンド、船体は65586ポンドもかかった船です。
英蘭戦争にも当然でており、オランダから黄金の悪魔と恐れられていました。
1660年に大改装をし、ロイヤル・ソブリンと改名しています。
武装も100門艦になっています。
1685年にも大改装をしてフランス戦に備えています。
1697年にチャタム造船所で、事故により消失しています。
このキール材は図面と10数ミリもずれています。
フレームの切り込み位置もバラバラに10ミリ以上もずれています。
この段階から、砲門の位置を考える必要がありますが、
図面が実物とズレているので、このズレを考えなてどういう風に大砲を配置するか検討します。
この船は金属装飾が多いのですが、キットの鋳物は大抵真鍮ではなく、ホワイトメタルの鋳物ですが、硬く曲がらない割には、よく歪んでいます。
船体に合うか?確認が必要です。
今回はフィギュアヘッドが微妙に会わない為、ステム側を鋳物の凹部にあわせて削るとうの苦労話がありました。
マストの来る位置にはマスト受けが加工されています。
フレームを組む段階で、後々のことを十分考えて、今できることは今しないと後回しにすると大変です。
キールをカメルーンエボニーにアップグレードしていますが
そこで出てきた疑問が鋸の使い方。
正確に直角に切るにはどうしたらいいか?
腕自慢の会員がホワイトボードを使って解説しました。
キールのスカーフ(継ぎ手)についても質問が飛び交いました。
またキールの上にスターンがのるのですが、位置関係について議論が交わされました。
堀会長から、スターンは外板が貼れてから最後に差し込んだ方が、綺麗に作成できる旨のアドバイスがされました。

帆船豆知識として五十嵐会員から実船のフィギュアヘッドの各国の特徴・歴史的変遷について説明されました。

今回はここまでです。次回以降をお楽しみに・・・・