午前中は、各自船を持ち寄って先輩から製作アドバイスを個々具体的に受けていました。
カタロニア船です。
アンカーはこれからです。
それ以外は使いません。
丸鋸盤かバンドソーかは好みが分かれるところです。
バンドソーは切断面に帯状の縞がはいるので表面仕上げが必要です。
100Wと小さなモーターでも4cmくらいの銘木が切断できます。
時間はかかります。また急いだりするとバンドが突然切れますので予備を用意しておく必要があります。
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彫刻などを本格的にするなら
ミスターマイスターHP300がおすすめです。
私は、これで、直径1.5mmのデッド愛に0.3mmの穴を3つあけたり、フィギュアヘッドの彫刻に0.3mmのラウンドカッターを付けて作業しています。
先端が全くぶれず、低回転で静に且つパワフルに回りますので、極小の先端ビットも滑らずに狙ったところに穴をあけたり削ったりできます。
ただし、高価です。
ピンバイス
ミニドリル
0.5mm以下のドリルは、安物は材に食いつきません。(ピアノ線を平刀に削った方がいいぐらい)
0.2mm、0.3mmなら、ミネシマやNACHIなど500円~900円のものがいいです。
2.34mmのシャフトのものは0.5mmはありますが、0.3mmでは5千円近くします。
ルーターで0.3mmを頻繁に使う場合は、
0.3mmのドリルを豆チャック(600円程度)につかませてセットで使うと便利です。
豆チャックはシーフォースかクラフトショップNAVIで入手できます。
昔は380円でしたので人気があるのでしょうか価格上昇傾向です。
軸が全くぶれない高級なルーターを使うのがベスト。
プロクソンやドレメルでしたら荒い作業とは別に専用の軸のブレのないルーターで作業する。
ドリル先端が少しでもブレると簡単に折れます。
ピンセット
#80の細い糸を滑らずに確実につかめることが必要です。
ある程度高級なものを揃えた方が、作業効率が上がります。
ただ、ピンセットは100円から1万円までピンからキリまで、幅が広いです。
ホーザンなどが有名です。
編者はKFI(幸和工業)を使っています。このクラスで帆船模型には十分です。
先端が曲がったものやL型のものはリギングに大変便利ですが、チョット高いです。
真直ぐなものとL字型のものを揃えるとリグング作業に便利です。
船体の左右対称はどこまで求めるのか?
型取ゲージまでは必要ないということになりました。
構造模型では、そこまでの精度が当然必要で、シリコン粘土で型をとったりしますが、私は、乾燥に時間がかかりますが何度も使える石粉粘土を使っています。
話題になったので型取ゲージを使ってみましたが、これは構造模型でビーム(梁)に補強材のニーを取り付ける際に船体の内側の曲面に合わせるのが一苦労なのですが、型取ゲージがあれば大変便利だと思いました。
その他の道具として、ノギスの使い方の講義をしました
ノギスはデジタルノギスが見やすく便利ですが価格が千円から壱萬円超えまで幅があります。
価格の差はズバリ精度です。安いものは、頻繁にズレますので0mmと基準長の確認が欠かせません。
思ったもののみを揃える方が良いかと思います。
人によっては必須道具でも別の人は全く使わないということが結構ありますから