1月の例会の様子

新年を迎え会場も変わっての例会でしたが、
14人の参加でした。
今回も和気あいあいの例会でした。

 

午前中は、各自船を持ち寄って先輩から製作アドバイスを個々具体的に受けていました。

 

 

 

 

 

タロニア船です。


船尾がスクエア・スターンではなく船首と同じ形なので、オランダの輸送用のヨットと思われます。
大きな樽はワイン樽です。
アンカーはこれからです。

 

 

 

 

黒檀でつくろうか、銀粘土で細工しよう
か、真鍮加工しようか盛り上がっていました。
 

 

 

 

 

セールも見事です

 

 

 

 


レディーネルソンです。

 

 

 

  

 

 

 


 

 

 

 



 

 

 

 

大継新事務局長のあいさつです。今回は来年4月の作品展にむけての各自の進捗状況報告がありました。
作品展には、ソブリン オブ シー やサンタマリア、コンスティチューションなど大作が並びそうです。

道具についての説明がありました。
ブロクソンのバンドソー
黒檀、カステロ、ペウッドなど自分で製材する時に重宝しますが、
それ以外は使いません。
丸鋸盤かバンドソーかは好みが分かれるところです。
バンドソーは切断面に帯状の縞がはいるので表面仕上げが必要です。
100Wと小さなモーターでも4cmくらいの銘木が切断できます。
時間はかかります。また急いだりするとバンドが突然切れますので予備を用意しておく必要があります。

ディスクサンダー

生産が終了しています。
構造模型を作る場合は必需品です。
フレームの直角を出すときに必ず使いますが、それ以外では余り使いません。


ルーター
使う人と使わない人の差の激しいツールです。
ブロクソンが有名です。
ただ、ドレメルの方が安くパワフルです。

彫刻などを本格的にするなら
ミスターマイスターHP300がおすすめです。
私は、これで、直径1.5mmのデッド愛に0.3mmの穴を3つあけたり、フィギュアヘッドの彫刻に0.3mmのラウンドカッターを付けて作業しています。
先端が全くぶれず、低回転で静に且つパワフルに回りますので、極小の先端ビットも滑らずに狙ったところに穴をあけたり削ったりできます。

また、先端ビットの交換はワンタッチ。フットコントローラー(速度調節付き)がついていますので非常に便利です。また回転方向も右回り、左回りに変えられます。
ただし、高価です。

ピンバイス
ミニドリル
0.5mm以下のドリルは、安物は材に食いつきません。(ピアノ線を平刀に削った方がいいぐらい)
0.2mm、0.3mmなら、ミネシマやNACHIなど500円~900円のものがいいです。
2.34mmのシャフトのものは0.5mmはありますが、0.3mmでは5千円近くします。
ルーターで0.3mmを頻繁に使う場合は、
0.3mmのドリルを豆チャック(600円程度)につかませてセットで使うと便利です。

豆チャックはシーフォースかクラフトショップNAVIで入手できます。
昔は380円でしたので人気があるのでしょうか価格上昇傾向です。

0.3mmや0.2mmをルーターで使う場合は、注意が必要です。
軸が全くぶれない高級なルーターを使うのがベスト。
プロクソンやドレメルでしたら荒い作業とは別に専用の軸のブレのないルーターで作業する。
ドリル先端が少しでもブレると簡単に折れます。

ピンセット
#80の細い糸を滑らずに確実につかめることが必要です。
ある程度高級なものを揃えた方が、作業効率が上がります。
ただ、ピンセットは100円から1万円までピンからキリまで、幅が広いです。
ホーザンなどが有名です。
編者はKFI(幸和工業)を使っています。このクラスで帆船模型には十分です。

直線で13cm内外のピンセットが使いやすいです。千円弱とお買い得です。

先端が曲がったものやL型のものはリギングに大変便利ですが、チョット高いです。

真直ぐなものとL字型のものを揃えるとリグング作業に便利です。

銀ろう付けなどの時に部品を固定する逆作用ピンセットが便利ですが、100均でも売っています。

船体の左右対称はどこまで求めるのか?
型取ゲージまでは必要ないということになりました。
構造模型では、そこまでの精度が当然必要で、シリコン粘土で型をとったりしますが、私は、乾燥に時間がかかりますが何度も使える石粉粘土を使っています。
話題になったので型取ゲージを使ってみましたが、これは構造模型でビーム(梁)に補強材のニーを取り付ける際に船体の内側の曲面に合わせるのが一苦労なのですが、型取ゲージがあれば大変便利だと思いました。

喫水線のケガキにはトースカンが便利です。
ただ、高価ですので、自作していみてもいいかと思います。

外板を自分で製材する場合に正確に3mmでけがくさいには、
オフの店のマーキングゲージが大変便利です。


その他の道具として、ノギスの使い方の講義をしました
ノギスはデジタルノギスが見やすく便利ですが価格が千円から壱萬円超えまで幅があります。
価格の差はズバリ精度です。安いものは、頻繁にズレますので0mmと基準長の確認が欠かせません。

道具類は、先に揃えてから模型を作るのではなく、作りながら会員から借りて、これは便利と
思ったもののみを揃える方が良いかと思います。
人によっては必須道具でも別の人は全く使わないということが結構ありますから