12月10日13時30分からイノダコーヒー三条店2階で例会を開催しました。
今回も新入会員さん5名を含む15名の出席となりました。
堀事務局長から新入会員さんから製作課題のQ&Aを実施しました。
○参考図書を紹介しているところです。
リギングを中心に和書、洋書を紹介しています。
最も基本的な事項として港内でセールを畳んでいる状態と航海している状態の違いを説明
2 ロープの太さの紹介
キットには数種類しかありませんが、実際には動索、静索10種類以上が必要です。
一例では、
デッドアイ(三目滑車)はマスト直径の1/2です。
メインステイの直径さは1/6
ステイの1/2がメインロワーシュラウドの直径
メインのトップステイも1/2。
フォア・シュラウドとフォアトップ・ステイとミズン・ステイはともに2/5、メイントップのシュラウドとミズン・シュラウドはともに1/4cf .The Rigging of ships R.C.Anderson著
従ってロワーからトップへと上へ行くにしたがい、滑車も小さく、索も細くなります。
3 ロープの結び方、名称、機能、縮尺を意識しての勢作
シュラウドとラットラインでは、ラットラインは登り梯子ですから大変細く、間隔も梯子と同様30cm内外です。
縮尺を意識して、オーバースケールではボテッとした概観になりますから、注意が必要です。
アンカーロープ(錨索)は大変太いので、糸撚機で糸3本からホーザを、ホーザ3本からケーブルを撚りあげます。
電動の自作糸拠木と市販の手動の糸撚機で実演をしました。
滑車磨きやヤードの8角形の加工に威力を発揮する旋盤に独自のジグを付け、精密カンナとして使うもの福田会員のジグ(福田マシン)の実演が行われました。
米川会員の自作のサービングマシンの実演も行いました。
レディーネルソンは18世紀末の英国の60t艦で、オーストラリア探検をしています。レプリカも2隻作成されています。http://www.ladynelson.org.au/ship
作品展でも製作中のものを見ていただきましたが、実物を持ち込んで、注意点やコツについて大継会員から説明がありました。
今回は、フレームの組み立てから、外板を張るまでのコツを紹介しています。
この、ホームページでも初心者用製作日誌として紹介していく予定です。