4月の例会はリアルとZOOMの両方で開催しました。
リアル10名 ZOOM1名の11名の参加でした(^o^)/
吉村会員の構造模型も大分できていました。
リギングは船体上でするとスペースがなく作業が煩雑ですので、このような治具を用いてリギングをすませ、このモジュールを船体へセットします。
プロジェクターを使って堀会長が、布垣会員、佐野会員にリグングについてアドバイスしています。
午後からは例会です。
会をリーダーシップをとってきていただいただけに残念ですが拍手で卒業式をしました。
参加者11名 委任状3名で原案通り可決されました。
3年度は従来路線を継承しつつ、より実演に重点をおきます。
ステイの太さについて、五十嵐会員から講義がありました。
続いて、実演です。
今回は、ロープ・メイキング・マシンを使って実際に30番の糸を撚っていきます。
白井氏の「帆船模型製作技法」に紹介されたものを参考にしています。
平成26年に尾崎顧問から紹介があり、五十嵐会員が構造を単純化したものです。
材料はタミヤ製の4速ギヤボックス+電池ボックスと四条烏丸にあった文教堂JQストア京都店で買った歯車4つ あとはアクリル板等でちゃちゃっと作成しています。
これで撚れるんですかと興味津々の城会員
30番の糸を3本セットしします。
だいたい長さ1mです。
毎秒5~6回転し、糸に撚りをかける装置です。
今回は3cm角の真鍮で200gあります。
スイッチを入れると、3本の糸に撚りをかけていきます(下撚り)。すると、だんだんと撚り縮みます。
80cm位まで縮むまで40秒程かかります。そうすると勝手に錘が回転し始めるます。上撚りが自動的に始まるわけです。この機械の便利なところです。分離具を上にチョット動かしますと、後は勝手に上に上がっていきます。
2分程で分離具が上まできますので、機械を止めます。止め遅れると糸が切れてしまいます。
機械を止めても錘は暫く勢いよく回り続けていますので、回転が止まるまで待ちます。回転が止まったら、機械から糸を外します。これで完成です。
この機械では、意識しなくていいですが、下撚りと上撚りの比率は必ず下>上で上撚りが1,2割少な目なので、一応参考まで。
錘を更に重くすると倍ほど時間がかかりますが、撚りが強くなります。
錘200gで、220撚り/mで20%程撚り縮みがあり、錘の回転が始まります。
最終的には800撚り/mほど撚っていることになります。
500gの錘では450撚り/mで10%程撚り縮みがあり、錘の回転が始まり、最終的には1200撚り/mまで撚ります。
30番綿糸の標準的な折りが800撚り/mですからかなり強く撚っていることになります。
こちらは下撚りをしてから、いったん止めてスイッチを切り替えて上撚りを行います。ちゃんと撚り数を意識しないと上手くできません。
今回はここまでです。次回をお楽しみに(^o^)/
これでもチャンと撚れるので、一同興味津々です。