4月の例会の様子

4月の例会はリアルとZOOMの両方で開催しました。
リアル10名 ZOOM1名の11名の参加でした(^o^)/

午前中は、作品を持ち寄っての帆船談義です。

吉村会員の構造模型も大分できていました。

 

 

吉村会員、米川会員、城会員の3人で帆船談義です。

 

 

 

 


 

 布垣会員に堀会長がリグングのアドバイスをしています。

リギングは船体上でするとスペースがなく作業が煩雑ですので、このような治具を用いてリギングをすませ、このモジュールを船体へセットします。

 


 

プロジェクターを使って堀会長が、布垣会員、佐野会員にリグングについてアドバイスしています。

 

 

 


 

午後からは例会です。

最初に今回、退会された大継事務局長が挨拶をされました。

会をリーダーシップをとってきていただいただけに残念ですが拍手で卒業式をしました。


 

続いて総会が開催されました。

参加者11名 委任状3名で原案通り可決されました。

 

 

会計報告をする和谷会員

 

 

 

 

 

令和3年度事業計画を報告する米川新会長

3年度は従来路線を継承しつつ、より実演に重点をおきます。

 

 


総会も終わり、3年度最初の講義です。

ステイの太さについて、五十嵐会員から講義がありました。

 


 

続いて、実演です。

今回は、ロープ・メイキング・マシンを使って実際に30番の糸を撚っていきます。

白井氏の「帆船模型製作技法」に紹介されたものを参考にしています。

平成26年に尾崎顧問から紹介があり、五十嵐会員が構造を単純化したものです。

 

 材料はタミヤ製の4速ギヤボックス電池ボックスと四条烏丸にあった文教堂JQストア京都店で買った歯車4つ あとはアクリル板等でちゃちゃっと作成しています。

これで撚れるんですかと興味津々の城会員

 

 

 

棚にクリップで機械を固定します。

30番の糸を3本セットしします。

だいたい長さ1mです。

毎秒5~6回転し、糸に撚りをかける装置です。

 

 

下でくくって、錘を付けます。

今回は3cm角の真鍮で200gあります。

スイッチを入れると、3本の糸に撚りをかけていきます(下撚り)。すると、だんだんと撚り縮みます。

80cm位まで縮むまで40秒程かかります。そうすると勝手に錘が回転し始めるます。上撚りが自動的に始まるわけです。この機械の便利なところです。分離具を上にチョット動かしますと、後は勝手に上に上がっていきます。
2分程で分離具が上まできますので、機械を止めます。止め遅れると糸が切れてしまいます。

機械を止めても錘は暫く勢いよく回り続けていますので、回転が止まるまで待ちます。回転が止まったら、機械から糸を外します。これで完成です。
この機械では、意識しなくていいですが、下撚りと上撚りの比率は必ず下>上で上撚りが1,2割少な目なので、一応参考まで。

錘を更に重くすると倍ほど時間がかかりますが、撚りが強くなります。

比較した写真です

錘200gで、220撚り/mで20%程撚り縮みがあり、錘の回転が始まります。

最終的には800撚り/mほど撚っていることになります。

500gの錘では450撚り/mで10%程撚り縮みがあり、錘の回転が始まり、最終的には1200撚り/mまで撚ります。

30番綿糸の標準的な折りが800撚り/mですからかなり強く撚っていることになります。

市販の糸より機の実演もしました。

こちらは下撚りをしてから、いったん止めてスイッチを切り替えて上撚りを行います。ちゃんと撚り数を意識しないと上手くできません。

今回はここまでです。次回をお楽しみに(^o^)/

 

 

 

 

 

 

 

これでもチャンと撚れるので、一同興味津々です。