帆船模型 サンタ マリア Santa Maria (1/72)の スクラッチビルドにチャレンジした製作過程の記録です。
今回は ビレイピン です。
材料取り
桜の角材の製材 3mm × 3mm 長さ210mm
電動ドリルでの掴み部は円筒に 先端はテーパにし丸材作り時に先端が 喰い付き易い様にしておく
3mm角の棒材を φ3.2の丸材に加工する
電動ドリルに取り付けた材料を回転させながら 押し込んでいく
最初にφ3.8に通す 次にφ3.5 φ3.2と順に通していく
(φ3.0も作ったが 感触としてφ3.2の方が レース加工の時 安定した加工ができた)
※ 竹ひご抜き
竹かごなどを作るときの 竹ひごをつくる 割り竹を手前の穴に入れ 後方よりペンチで 引き抜く 竹ひご自体は回転させない
※ 竹ひご抜きを本来の使用方法と 違う使い方のため 注意が必要です。
(自己責任で危ないと思われる作業は回避して下さい)
材質HSSの工具角材を成形する
ビレイピンの先端アール部加工用のバイト(下側)
全体成形と差し込み部の仕上げ用 (上側)
・成形は卓上グラインダーにて 砥石サイズ φ150×16(厚)×12.7(軸穴径) 粒度?
回転数はボリューム “5”のあたり (プロクソン 木工旋盤 No 27020 )
バイトは2本を写真の様に取付
当然 バイトや刃物台がチャックナットなどに 干渉しないようにチェック必要
① 平バイトで先端アール部の粗加工、つば部の径にしておく
アール部加工用バイトにて先端部のレース加工する
加工後のアール部は角棒に付けた#400程度のペーパーで軽く磨く 最後にすると軸径 小さいため折れるかも
※ 材料の回転部 更に近くにバイトがあるため近くに手を持っていくのは危険です。ペーパー作業はしない方が安全です
バイト加工だけでも きれいに仕上がります
③ 差し込み部の仕上げ
・平バイトで先端側より仕上げていく
バイト巾2mm位なので 先端側よりバイト巾で軸径 φ1 を仕上げる)
・次にチャック側に1.5mmほど移動し 軸径φ1を仕上げるポイントは削り巾を小さくし 先端側より削る
・これを4回ほど繰り返す(写真の様にする)
※ 寸法はクロステーブルの 設定したハンドルの目盛りを信じ 途中での寸法確認はしない
※ 加工が終わってから 差し込み部を モデル穴に 入れ寸法の確認する
④ 切断器で 長さ 8mm に切断
※ この切断器 福田会員のアイデアをもとに 作ったものです。なかなかの 優れものです
えェ〜!
材料選びから 工法・刃物(バイト)作り 数量も多いので 大変でした。
マイクロクラフト社の通販でビレイピンがあり見ると 140円/10個 材料も柘植やウォールナットサイズも色々あり これはいいわ!
まあ 自分で作れたのと チョット自信も付いたので納得です。
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