前回#3(6月3日投稿)の続きです。
第4回目は、砲門加工(ガンポート)です。
堀会員製作
7.砲門加工
ブルーワークに砲門加工の穴を開けます。
白井先生の著書、帆船模型製作技法にもありますが、透明な塩ビ板を木の台に貼り付け、ガンポートの縦の線をいれる冶具を作ります。
鉛筆などで砲門を書きます。ガンポートは、慎重に間違わないように、位置を書いていきます。
ドリルで切り抜いていきますが、もう一度、間違っていないか再確認します。船首から、船尾までガタガタにならず綺麗なラインになっているか確認します。
ドリルかルータービットで穴をあけていきます。外板が割れないように注意します。
穴同士をつないで内側を取り去ります。ルータービットでやると簡単です。
御徒町のシーフォースの先端ビットは種類が豊富で安価です。ネットで入手できます。
右舷、左舷の砲門穴を角棒にサンドペーパーを貼り付け、研磨します。ブルーワーク、外板に穴加工、研磨加工を施す時、クルミ材が欠ける事が発生するので 瞬間接着剤を塗布して欠け発生を防止します。
仕上げ材は、0.5mm厚のクルミを使用し、現物合わせで接着し、面一加工をする事で完成させます。
砲門の加工はどうでしたが?
見栄えに影響するところですので、焦らず、急がず、注意深くゆっくりと作業してください。
#5へ続く