9月例会の様子

9月例会のテーマは船首の諸構造についての話題です。

大継さんから、昨年の作品展に出展されたソブリン・オブ・ザ・シーズ作成時の経験談を話していただき、船首についての議論を行いました。

・キットではフォクスルのドアの入り口ドアは無く、甲板より高い位置になっていた。どう降りる?
→書籍を入手し確認すると、ドアに入り口があり、甲板の高さになっている。
・バウスプリットを中央につけるとフォアマストとぶつかる。
→バウスプリットは必ずしも中央ではない。 フォアマストとぶつからないように右にずらして付ける必要がある。
・フォクスルの壁(バルクヘッド)の板の向きが縦張りになっている
→バルクヘッドは横張

・ヘッドレールの作成のコツ
→トップのヘッドレールの先端を固定する部品を付けると位置が決まる。
→レールを位置決めできるようにフィラーのような治具を作る
→レールがゆがまないよう、レールとブラケットは接着しない
→ブラケットはレールの内側外側どちらにも付くケースがある
→ヘッドティンバーは少し斜めにすると綺麗

・ヘッドの変遷
→ヘッドレールは触角が徐々に上向きになり、カーブを描くように作られた
→19世紀になりフォクスルがなくなり、船首まで舷側が伸びたことで船首の構造が変わった